ロードバイクとダイエットと借金と

今人生の分岐点に居るかもしれない…そんな私の日常を綴りたいと思います

そして深みに嵌まって行く

最初はこんな条件を出していました


・基本的に僕が選んだ台を打つ

・大体最初5000円を渡し、無くなったら待機

・負けてもお咎めは無し、勝ったら飯+α(タバコや数千円)


Aは最初遠慮がちでした。

もちろん普通の人間の感覚としては当然だと思います。

パチンコは一時間で簡単に万札が飛ぶ世界。僕に誘われたと言えども、負けて何もペナルティが無いというのは後ろめたい気持ちにもなるのでしょう。


5000円で何か起こせと言うのが無茶な話だったのかもしれません。最初の内は20分程で全部無くなったといい、大人しく横に座って僕が打つのをただ見守るという日々が続きました。


自分が出ていればそのメダルやら玉やらを彼に渡して好きな台を打たせていましたが、その頃はまだ貯金もあり(と言っても100万もありませんでしたが)、5000円が1万円になり、その内3万円程渡して一人で朝から打ちに行かせたりと、どんどんエスカレートして行きました。


ここで、パチンコをしない人へ捕捉説明をします。僕とAが打っていたのは、スロットと言われる物です。


スロットには基本的に設定が1から6まであり、設定の数字が大きくなる程勝つ確率が上がります。大体の目安として、1日朝から晩まで約8000回転程回した場合、設定1で、1~2万円負け、設定6で5~10万円程勝つと言われています。これはあくまで期待値なので、設定1でも当然勝つ場合もありますし、設定6でも負ける場合があります。


ですから皆設定の良い台を狙います。しかしながら、おそらく一般的なパチンコ屋さんの設定状況は8~9割方設定1です。なので、仮に10回打って1、2回勝ち、後は全て負けるという事が日常茶飯事なのです。


ですから、パチンコで勝ちまくってるとか生活が成り立って居る人というのは本当に極僅かで、毎日打ちに行っていれば負けて当然なのです。月に2、3回しか行っておらず、たまたま勝ちが続いたとか、たまたまヒキが良かったとか言う人は沢山居るとは思いますが。


大学生の頃は時間もあった為、設定が良さそうな台が空くまで待ったり、場合によっては打たずに帰ったりもしていました。しかし社会人になってからは仕事が終わった後若しくは休みの日のみ。


そんな中二人で打ちに行って二人とも勝つ確率はかなり低いという事が分かって頂けると思います。


車のローンの支払いが始まったのが3年前の6月、貯金は約70万程、そして年が明ける前にその貯金は全て無くなっていました…。


そしてギャンブルによる借金生活が始まります…。


続く

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